産業用(法人用・事業用)太陽光発電のメリットとデメリットは、以下のものがあります。
※産業用太陽光発電システムとは、10kw以上の太陽光発電設備のことをさします。10kw以上であれば、産業用といっても、企業だけでなく個人も利用できます。
産業用太陽光発電のメリット
- 発電量すべてを売電にまわせる全量買取制度
…買取期間が20年間で、住宅用の2倍の期間保証されている - 補助金(都道府県や民間など、ない場合もあり)に加え、税制の優遇がある
…グリーン投資減税制度で、税額控除または特別償却が受けられ、固定資産税も3年間3分の2になる優遇措置がある - 企業の場合、省エネ、エコに努力しているとして、イメージアップにもつながる
- 非常用電源として活用できる
- 余っている土地や広い屋根を有効活用できる
- 税金対策の投資として活用でき、非常に利回りが高い
- ソーラーパネルを置くことでの断熱効果で、室内温度を保つ
- 日差しが強すぎる農地などの場合、ソーラーパネルで日射を遮れる
さらに、2014年4月の消費税増税で、事業用太陽光発電の場合、売電価格に消費税が加算されるので、消費税納税義務のない年商1,000万円以下の事業主は、増税分収入が増えます。
産業用太陽光発電のデメリット
- 導入費用が高額(ただ、1kWあたりの単価は、規模が大きいほど安くなる)
- 個人宅用のシステムに比べて、業者ごとの価格の幅が広く、標準的な価格の目安が立てづらい
- 広い土地が必要になる
- 雑草駆除(地面近くの場合)、ソーラーパネルの掃除などのメンテナンスが必要になる
- 周囲に高いビルなどが建つと発電量が下がる
- 安価な外国製品でコスト削減をした場合、PID※などの不具合の危険性もある
- 農地利用可能な土地が、営利目的で使われる危険があり、農地転用には厳しい条件がある
- 送電線とつなぐために電柱を建てなくてはいけないなど、費用がかさむケースもある
- すぐに着工予定がない場合、買取制度の設備認定が取り消されることもある(高い買取価格を確保したまま放置するのを防いで、早期に太陽光を広めるという制度の趣旨を守るため)
- 20年後、廃棄処分とする際、処分費用がかかる
※PID Potential Induced Degradation:電圧誘起出力低下
産業用のように、大規模で高電圧のかかる太陽光発電システムで、高温、高湿などの条件が加わると、電流が漏れてしまって、出力が低下する現象のこと。
メガソーラー(出力が1メガワット以上の大規模なソーラーパネル)が日本より先に広まったヨーロッパで問題化しました。日本の各メーカーはPIDへの対応を発表しています。
産業用太陽光発電の場合、大規模なソーラーパネルを設置をしなくてはいけないので、初期費用や維持費用の負担が大きいですが、その分、全量を売電に回すことができて利益が上がりやすくなっています。
個人宅だと、余った電気しか売ってはいけないことになっているし、買取価格が10年一定なのに対して、産業用だと20年も今の価格で買い取ってもらえるんです!
うらやましい(笑)
産業用太陽光発電の設置を考えているときには、産業用専用の一括見積もりサイトがあるので、そちらを利用するのがおすすめです。
産業用太陽光発電の場合、価格の目安が立てづらく、業者によって見積もり額が大幅に違ったりもするので、個人宅用以上に、いくつもの業者から見積もりをとるのが必須です。
産業用太陽光発電には、専用の一括見積もりサイトがおすすめ!
産業用太陽光発電では、住宅用の太陽光発電以上に業者ごとの価格の差が激しいので、複数の業者を比較することが大切です。
また、産業用太陽光発電の実績豊富な業者を選ぶ必要があり、産業用太陽光発電を専門にした一括見積もりサイトを利用するのがおすすめです。
タイナビネクスト
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