太陽光発電と屋根の種類 それぞれの屋根のメリットとデメリット

屋根の形状

屋根の形状には、主に次のようなものがあります。

 

切妻屋根

棟(屋根の頂。屋根面と屋根面の継ぎ目部分)から両側に傾斜する形の屋根です。

建物の妻(棟に直角の側面。⇔平側)を切り取った形のため、切妻と呼ばれます。

もっとも多く見られる屋根のタイプで、南北に屋根の面が向いている切妻屋根は、太陽光発電にぴったりです。

切妻屋根

寄棟

屋根面が4面あり、水平の主棟から、斜めに下り棟が四方に流れる形の屋根です。

風に強いと言うメリットがあるのですが、屋根の南面の面積が少なくなるのが、太陽電池モジュールを設置する際のデメリットです。

そのため、東面や西面にも太陽電池モジュールを分けて設置することが多いです。

寄棟

 

片流れ屋根

片側にだけ傾斜している屋根です。

片流れ屋根は、屋根が南向きになっている場合、太陽光発電を設置するのにベストですが、多くの場合は南向きにベランダや窓をつくって、屋根が北向きになっているので、太陽光発電システムの設置は難しいのがデメリットです(デメリットというか設置が無理…)。

片流れ屋根

 

入り母屋

切妻の屋根に、破風(切妻屋根の端に付ける三角形の板)が内側に入った形の屋根です。
屋根の上部は切妻造り、下部は寄棟造りが合わさった形とも言えます。

入り母屋の屋根の場合、瓦を土を接着剤として固定する「土葺き」という工法で造られている場合もあるのですが、その場合太陽電池モジュールは設置できません。

太陽電池モジュールが設置できる場合も、屋根自体が影にならないか注意が必要です。

 

陸屋根

屋根の上部が平らになっている屋根です。

ソーラーパネルを置く面積を広くとれるのがメリットですが、太陽電池の発電効率を上げるためには、30℃程度の角度がほしいので、太陽電池モジュールを設置するための架台を取りつける必要があります。
架台だけでパネルを支えるので、屋根に沿ってパネルを置くより、風に弱いのがデメリットです。

架台取り付けのために、コンクリート基礎工事が必要になる場合もあります。

 

屋根の材質

現在、住宅に使われている屋根の材質は、粘土瓦か、住宅屋根用化粧スレート(セメントや繊維質材料などを加圧成形したもの)が主流ですが、石や木などの自然素材から、 メッキ、合金などの金属系など多様な素材の屋根があります。

ソーラーパネルメーカーでは、一般的な屋根の材質に合わせた施工部材を用意していますが、自宅の屋根に設置が可能かどうか材質や構造をよく確認してもらう必要があります。

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